Japanese
English
症例
膀胱腸瘻の2例
Two cases of Vesico intestinal Fistula
鈴木 礼三郎
1
,
陳 武州
1
Reizaburo SUZUKI
1
,
CHENG Wu Chowu
1
1西北病院外科
1Seihoku Hospital
pp.219-226
発行日 1962年3月20日
Published Date 1962/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202871
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緒言
極く希な症例を除いて膀胱腸瘻(以下本症と呼ぶ)は,手術的治療を要するが,内外の文献に照しても,その成績は必ずしも良好でない.その理由は本症の発生原因が種々であり,また瘻孔の部位および合併症等のため,不幸の転機をとると思われる.加うるにそう多く見るれる疾患でない為に,1人で多数例を経験し,凡ゆる場合に適切な処置を講ぜられないのも一因と考えられる.本論文は,治験例ではないが,これに本邦の報告例を合せ集計して考察を加え,これから本症に遭遇したさいの御参考になれば幸である.
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