Japanese
English
綜説
瘻孔をのこした骨髄炎に対するPrednisoloneと抗生物質の併用療法
Combined Therapy of Chronic Infective Ostesmyelitis with Prednisolone and Antibiotic Agents
河野 左宙
1
,
倉田 和夫
1
,
吉岡 丹迦穂
1
Sachū KONO
1
,
Kazuo KURATA
1
,
Nakao YOSHIOKA
1
1新潟大学医学部整形外科教室
pp.19-22
発行日 1962年1月20日
Published Date 1962/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202846
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抗生物質の画期的な発達により,骨髄炎の症状,経過,治療法は大きな変化をきたし,治療成績は改善された.しかし骨髄炎の治療にあたつて,その経過中耐性菌出現の問題,閉鎖しがたい遷延する瘻孔形成,再三にわたる再発等なお困難な問題を残している.
私たちは治癒が遷延する瘻孔形成に対して,抗生物質投与下のPrednisolone(以下Pr.と略す)併用法を試み,みるべき効果をあげているので,これについてのべてみたい.
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