Japanese
English
薬剤
肺結核外科におけるオロトンサンの肝機能への影響について
D.S.'s influence on the hepatic function in case of surgery of pulmonary tuberculosis
近江谷 淳一
1
Junichi OMIYA
1
1北海道大学医学部附属病院第一外科
pp.529-534
発行日 1960年6月20日
Published Date 1960/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202613
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
第1章 緒言
広汎多岐にわたる肝の機能はすべての新陳代謝に関与すると言つても過言ではない.従来肝への関心がたかまるにしたがい,数多くの肝庇護剤が発見され,内科医は勿論のこと外科医にとつてもこれたいする関心は次第に深まり,外科的大侵襲時にはこの肝庇護がもつとも重要な関心事となつて来た.
なかんずく肺結核手術の大侵襲時にはその予後が肝機能に左右されるところ甚だ大で,術前術後の肝機能はもちろんのこと,その回復の状態は肝機能の正常化であるとまで極言されるにいたつてきた.
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.