Japanese
English
綜説
外科領域における血清遊出肝酵素(その1)—特に血清トランスアミナーゼに就いて
Studies on serum transaminase in the Surgical Field
吉葉 昌彥
1
,
榎本 茂
1
,
大塚 敏文
1
,
小島 昭三
1
,
石郷岡 政彥
1
,
大石 孟男
1
,
飯岡 一彥
1
,
安田 慶太郎
1
Masahiko YOSHIBA
1
1日本医科大学松倉外科教室
1Matsukura's clinic of Surgery Nippon Medical College
pp.395-402
発行日 1960年5月20日
Published Date 1960/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202588
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緒言
最近の外科臨床において病疾の診断およびその治療上に著しい進歩をもたらしたものの1つとして疾患若しくはその手術をも含めたいわゆる外科的侵襲により生体の示す諸種の反応を特に酵素学的に観察し,さらにこれをその他の病態生理学的諸変化と綜合考察して対処しようとする試みを挙げることが出来よう.
ここにおいて私共は松倉教授指導の下に教室の消化器疾患時における酵素学的研究の一環として血清遊出肝酵素特に血清トランスアミナーゼに就いて研究し些か興味ある知見を得たので報告する.
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