Japanese
English
症例
鎖骨変形治癒骨折によるCostoclavicular Syndromeの1治験例
A Costoclavicular Syndrome Caused by Mal-united Fracture of Clavicle
石橋 恒夫
1
Tsuneo ISHIBASHI
1
1久留米大学整形外科教室
1Department of Orthopedic Surgery, Kurume University School of Medicine
pp.1349-1351
発行日 1959年12月20日
Published Date 1959/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202523
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腕神経叢は肩甲帯の解剖学的また,機能的複雑性により種々の機転で容易に障害を受けるが,就中頸肋症候群,および前斜角筋症候群はよく知られているところである.表題のCostoclavicular Syndrome(肋骨鎖骨症候群)もこれ等と近似の症候を呈するもので,鎖骨と第1肋骨間の病的狭少状態により,この間に位置する腕神経叢,鎖骨下動静脈が圧迫されて惹起される症候である.
私は右鎖骨変形治癒骨折による本症候群の1例を経験したのでここに報告する.
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