Japanese
English
綜説
若年者悪性甲状腺腫の外科
Surgery of malignant tumor of thyroid in the under age
佐野 進
1
,
山崎 元宥
1
,
渋谷 三郞
1
,
野口 秋人
2
Susumu SANO
1
,
Genyu YAMAZAKI
1
,
Saburo SHIBUYA
1
,
Akito NOGUTI
2
1東北大学医学部桂外科教室
2野口病院
pp.359-364
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202368
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甲状腺疾患患者が1941年前後を境として急激に増加し,特に悪性甲状腺腫発生頻度の上昇が注目されている.又,臨床的に良性の結節性甲状腺腫と診断し手術されたものの中で病理組織学的検索の結果悪性甲状腺腫であつたものが意外に多く,丸田1),井上2)等によると19.4%より20%であつたと言われる.
悪性甲状腺腫は一般癌腫に比較して,稍々若年者に多いが,1954年のHorn3)の報告は,1931年及び1939年のBarthel4),Pemberton5)等の報告より一層若年者に多い事を示すものである.
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