Japanese
English
綜説
結節性甲状腺腫に就いて—特に悪性甲状腺腫との関係に就いて
On the Nodular goiter.:Especially on the relationship of the malignant goiter to the Nodular goiter.
城 巍
1
,
奥山 八郞
1
,
渡辺 薰
1
,
佐藤 進
1
Takashi JO
1
,
Hatiro OKUYAMA
1
,
Kaoru WATANABE
1
,
Susumu SATO
1
1東北大学医学部桂外科
1Department of Surgery, Tohoku University, Faculty of Medicine
pp.741-750
発行日 1956年11月20日
Published Date 1956/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201871
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緒言
結節性甲状腺腫と悪性甲状腺腫との関係に就いて此れ迄多くの人々1)−10)に依つて論ぜられて来た.悪性甲状腺腫(以下悪甲と略す)は既存の良性結節性甲状腺腫(以下良結甲と略す)から発生すると主張する者もあるし,当初より悪性であるとする者もあるが,何れにしても最近悪甲の出現率が高くなつて来て居る事は注目に価いする.我々は当教室に於て良結甲と診断された247例を組織学的に精査し51例(20.6%)の悪甲を発見する事が出来たので之に考察を加え比較検討した.
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