Japanese
English
薬剤
Oleandomycin及びSigmamycinの使用経験
Experimental use of oleandomycin and sigmamycin
池內 宏
1
,
高橋 庄平
1
Hiroshi IKEUCHI
1
1東京逓信病院整形外科
pp.139-143
発行日 1959年2月20日
Published Date 1959/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202322
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Ⅰ.まえがき
化学療法の普及した今日でも難治の化膿性骨髄炎は跡を絶たず,また一方では難治の病院感染症の問題が近年特に注意をよんでいる.これらは結局,種々の抗生物質に耐性を得た黄色葡萄球菌の感染症に対する治療の困難なことに帰すべきで,しかもこのような耐性菌は年々増加の傾向にあり,更に新しい抗生物質の出現が必要と考えられるようになつた.
Sobin等により発見された新抗生物質Olean-domycin(以下OMと略記する)は放線菌の一種Streptomyces antibioticusの一菌株の産生する新塩基性抗生物質で広い抗菌スペクトルを有する.
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