Japanese
English
発行日 1958年12月20日
Published Date 1958/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202287
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
近年甲状腺に関する研究は,基礎および臨床の両方面において著しい進歩を示したが,これは主としてI131の出現,抗甲状腺剤の発達およびョードの臨床的微量定量法確立等に基づく.これに伴つて甲状腺疾患の内科的治療法も格段の進歩を示した.以前は甲状腺機能低下症の治療を除けば,内科的に有効な治療法は殆んどなかつたと言つても過言ではない.甲状腺疾患の内科的療法は現在まだ発達の段階にあり,したがつて今その限界を引くことは困難であるが,一応これについての考察を試みることとする.
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.