今月の主題 内分泌疾患診断の進歩
診断のすすめ方
甲状腺—内科から
稲田 満夫
1
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
pp.490-494
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207146
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
甲状腺疾患の診断には病歴の聴取,臨床症状の正確な把握,そして各種甲状腺機能検査法が利用されている.とくに血中甲状腺ホルモン濃度測定法の進歩は,甲状腺機能状態の診断に大きく寄与し,その早期診断を可能にしている.
本稿では,甲状腺疾患の診断にあたって,まず診察時の注意すべき点を述べ,次に各種甲状腺機能検査法の意義および解釈法を概説し,甲状腺疾患の診断のすすめ方を考えてみたい.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.