Japanese
English
症例
輸胆管切開部縫合絹糸を核とした胆石再発の2症例に就いて
2 Cases of the recidivation of gallstone of which nucleus is the pilk string used for suturing the insided part of gall-duct
田中 次男
1
Tsugio TANAKA
1
1日本医科大学松倉外科教室
pp.195-198
発行日 1958年2月20日
Published Date 1958/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202148
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胆石症は日常極めて頻繁に遭遇し根治手術を施行する疾患であるが,時期を失せず外科治療が行われた場合は,その術後成績は非常に良好である.然しながら従来後述する如く,種々なる原因で,その再手術例に遭遇することもあるが,最近吾が教室に於て輸胆管切開部縫合に絹糸を用いた為に総輸胆管結石症を再発した稀有なる2症例に遭遇した.斯かる症例の報告は従来本邦文献中には殆んど見当らず,且又吾々外科医の手術手技に関することであり,多大の反省を求めらるべきものと思考されるので,此処に一括して報告する次第である.
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