Japanese
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特集 腫瘍
小腸間膜に発生した巨大嚢胞の1例
A Case of Giant Mesenterial Cyst
林 豊田
1
,
国頭 昌一
1
1中野組合病院外科
pp.149-151
発行日 1958年2月20日
Published Date 1958/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202139
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腸間膜嚢胞は1507年に初めてFlorestineの解剖学者Benivieniが記載して以来数多くの報告があるが,而も稀な疾患に属する.本症は主として先天性のものであるが,緩慢なる成長の為めその初期に於ては症状を示さず,かなり大きくなつて腹部膨隆を発見するか,又は,腸管との癒着,或いは圧迫による閉塞症状などの合併症を惹起して発見される事が普通である.
最近我が病院外科に於て興味ある1例を経験したので報告する.
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