Japanese
English
症例
野兎病性リンパ腺炎に対する「レ」線治療の小経験
On a Case of Tularemic Buboes Treated by Roentgenotherapy
高山 修
1
,
島田 孝幸
1
Osamu TAKAYAMA
1
,
Takayuki SHIMADA
1
1大原綜合病院研究室
1Laboratory of Ohara Hospital
pp.337-339
発行日 1957年4月20日
Published Date 1957/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201972
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野兎病患者は腋窩,肘,上膊内側等のリンパ節の腫脹を主訴として医療を乞う者が多く,現今之に対する最良の治療方針としては,抗生物質に依り,急速にリンパ節の腫脹が消失して治癒に趣くものを除き,之が併用に依る外科的療法である.併し本症と非常に類似する結核性リンパ腺炎に対しては,「レ」線照射が極めて有効なことから,金沢大学放射線科平松教授の御教示に依り厳正に適応を選び慢性の経過を辿る本症の一例に「レ」線照射を行つて処著効を見たのでこゝに報告する.
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