Japanese
English
特集 吐血と下血
症例
虫垂炎と併発した卵巣血腫の一例
A Case of Co-Existence of Ovarialhaematom and Chronical Appendicitis
自見 松雄
1
Jimi Matsuo
1
1福岡県済生会二日市病院外科
1Saiseikai Hospital Futukaichi
pp.1033
発行日 1956年12月25日
Published Date 1956/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201912
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
卵巣出血は産婦人科では症例も多いと言われるが,外科でも最近症例報告が行われているが比較的少ない.局所的に虫垂と卵巣とは近接して居り発症時所訴も似ている点が多いので屡々誤診されたり,又虫垂炎で開腹して卵巣に出血を認めるという場合が多い.私は最近慢性虫垂炎があつて偶々激しい下腹痛を訴えたので手術を希望して来診した症例で,開腹して右卵巣に血腫を作つていた例を経験したのでここに追加報告する次第である
Copyright © 1956, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.