Japanese
English
症例
関節リウマチに対するPredonineの使用経験
Predonine in the treatment of Rheumatoid Arthritis
永井 三郞
1
,
三原 和夫
1
Saburo NAGAI
1
1長崎大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Medical school of Nagasaki University
pp.791-793
発行日 1956年11月20日
Published Date 1956/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201879
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はしがき
1949年Henchが関節リウマチに対してCortison(Kendall's Compound E)を用いてすばらしい効果をおさめて以来種々のSteroidが合成された。ことにHydrocortison(Kendall's Compound F)はCortisone以上に効ありとして最近盛んに使用されている.しかしこれ等Steroidも長期の使用に際しては効果の減弱及びその副作用のためやむなく投与を中止せねばならぬ症例もあり投与中止後の症状再発も屡々経験するところである.
Predonineは1954年Bunim,Pechet,Bollet等によりその代謝ならびに臨床的応用について研究され,さらにGray,Merrick等は関節リウマチに用いてCortison,Hydrocortisonの3〜4倍の効果があるだろうと報告している.
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