Japanese
English
症例
右上腕部正中神経に発生したノイリノームの1例
A Case of Neurinom on N, Medianus in the right Upper Arm
朝永 正
1
Sei TOMONAGA
1
1三菱船造株式会社長崎造船所病院外科
1Surgical Dept, Hospital of Nagasaki Mitsubishi Shipbuilding & Engineering Co, Ltd.
pp.617-619
発行日 1956年9月20日
Published Date 1956/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201852
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末梢神経に発生する腫瘍として従来V. Reck—linghausen氏が唱える所謂神経線維腫(Neuro—fibrom)に対し,Verocay氏は1910年神経鞘腫(Neurinom)を提唱し,其後多数の学者の研究により本腫瘍の本態は一層明らかとなり現在同氏の説を支持する者が多い趨勢となつている.
神経鞘腫(Neurinom)は比較的稀有な疾患であるが,本邦に於ても本腫瘍に関してかなりの報告がなされている.著者も最近其の一例に遭遇したので,こゝに其の詳細を報告し,諸賢の御参考に供し度しと思う.
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