Japanese
English
症例
胃ノイリノームの1症例
A case of Neurinoma of Stomach
宇野 顯
1
,
佐藤 勝夫
2
Akira UNO
1
,
Katsuo SATO
2
1国立宮城療養所外科
2福島県磐城共立病院内科
1National Miyagi Sanatorium
2Fukusima ken Iwaki kyoritsu Hospital
pp.460-461
発行日 1954年7月20日
Published Date 1954/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201469
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症例
48歳の生来健康な主婦,既往症には特に変つたことはない.約10年前から食事と無関係に心窩部重圧感を訴え,某医から異常なしといわれたので放置していた.約2年前から上腹部に小指頭大,可動性の腫瘤があるのに気付き,某医より網膜腫瘤との診断を受けた.来院2カ月前から腫瘤は増大し,鳩卵大となつたが格別の自覚症状はなかつた.
診査所見: 体格中等度,栄養可良,糞便潜血反応中等度陽性,蛔虫卵(+),鉤虫卵(+),尿所見異常なし.赤血球344万,血色素64%(Sahli氏法),白血球5,000血沈1時間値8mm,胃液低酸性,肝機能ほゞ正常.
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