Japanese
English
綜説
非特異性急性腸間膜リンパ腺炎—急性虫垂炎と類似せる
Acute non-specific Mesenteric Lymphadenitis
飯塚 積
1
,
平沢 進武
1
,
大塚 恒治
1
Iizuka Tsumoru
1
1東京都済生会中央病院外科
pp.394-396
発行日 1956年6月20日
Published Date 1956/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201813
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急性虫垂炎の臨床診断の下に開腹手術をしてみると,虫垂には肉眼的に殆ど炎症性変化がなく,廻腸下部及び廻盲部の腸間膜リンパ腺が累々と腫大している症例を屡々経験する.これはHeusser(1923)がLymphadenopathia mesaraiceとして報告し,続いてPribram(1924),Hertel(1937),Brawn(1937)等により研究されたもので,本邦に於てもさほど珍しい疾患ではないが,われわれは過去2年間で本症例を14例経験したので少しく検討してみたい.
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