Japanese
English
綜説
自律神経遮断剤を用いての麻醉法
The anesthesia with ganglion blockade
黑田 秀夫
1
,
鈴木 正貢
1
,
牧 安孝
1
,
松本 浩生
1
Hideo KUROTA
1
1米子博愛病院外科
1Yonago, Hakuai Hospital
pp.83-86
発行日 1956年2月20日
Published Date 1956/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201762
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最近に於ける麻酔の発達はめざましく,外科一般に寄与する所,極めて大である.特に半閉鎖式,閉鎖式全身麻酔法の発達により,今迄不可能とされていた手術が,刻々と克服されつゝあるのが現状であろう,しかしながら所謂Poor riskの患者に対する麻酔法としては,尚理想的とは云い得ない.
こゝに於いてPoor riskの患者に対しても,安全に施行される麻酔法の必要が痛感され,1951年H. Laborit一派によつて提唱された人為冬眠が,これを幾分なりとも解決してくれたとの報告に接した.
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