最近の外国外科
胃腸に発生した類癌(好銀性腫瘍)12例の報告
R. E. Delashmatt
pp.361
発行日 1955年5月20日
Published Date 1955/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201619
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Lubarschが1888年に他の腫瘍から区別して以来多くの報告がある.Oberndorferが1907年に初めてCarcinoidと呼んで組織学的には癌に似ているが良性な疾患とみなした.Massonは銀染色に親和性があるという理由で好銀性腫瘍と呼んだ.その後悪性のものもあることがわかり,すべて潜在的には悪性であるが発育の遅い腫瘍であると解される様になった.Carcinoidは胃腸に発生する腫瘍の約1%である.1944〜1954年の間に12のCarcinoidがみられたのでそれについて報告している.
虫垂6,直腸3,廻腸2,胃1.
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