綜説
産婦人科領域に於けるProthrombinの意義に就て
小島 光
1
1東京大學醫學部産科婦人科學教室
pp.505-513
発行日 1953年9月10日
Published Date 1953/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200888
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき
産婦人科領域では出血を主徴とする疾患は極めて多く,之の主因をなすと考えられる内分泌學的考察は無數にある。然しながら出血機序の本體を究明する爲には,同時にprothrombinを中心とする凝血學的考察が必要である。斯る意味に於て之が測定の根本をなす血液凝固説の最近の動向,測定法及本領域に於ける研究業績を文献的に考察して見たい。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.