Japanese
English
綜説
肺結核の外科的早期治療
Early surgical treatment for pulmonary tuber-culosis.
伊藤 健次郞
1
,
窪田 博吉
1
,
內藤 徹郞
1
,
武田 淸一
1
,
大和田 耕一
1
,
木村 嘉孝
1
,
井上 照彥
1
Kenjiro ITO
1
1千葉大学医学部河合外科
1KAWAI Surgical Clinic, Medical Department of CHIBA
pp.173-181
発行日 1955年3月20日
Published Date 1955/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201583
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I.外科的早期治療の必要性
肺結核の外科的療法はこゝ数年間目まぐるしいほどの変遷と進歩を示し,虚脱療法から直達療法へと転じていつた.そして現在の見通しとしては肺切除療法が肺結核外科の主体をなすものと考えられる.
肺切除の適応に関しては幾多の研究があるが,極く小さい病巣特に化学療法等のあとに残存する小乾酪巣を,如何に処置すべきかに関しては一定の説がない.
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