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特集 整形外科特集号
胸椎並に腰椎上部のカリエスに対する病巣廓清術の経験
The Experiences obtained through the Focus-Cleansing against Spondylitis Tuberculosa in the Thoracic Spine and Upper Lumbar Spine
笠井 実人
1
,
大橋 良三
1
,
粟屋 梧老
1
Titsuto KASAI
1
,
Ryozo OHASHI
1
,
Goro AWAYA
1
1Orthopedic Dept of Matsue Red Cross Hospital
pp.819-823
発行日 1954年11月20日
Published Date 1954/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201542
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はしがき
近時脊椎カリエスに対する治療は,化学療法併用の下に骨病巣に直接手術的侵襲を加える所の,いわゆる病巣廓清術が行われつゝある.京大近藤教授は腰椎カリエスに対して,前方より腹膜外に病巣に達する方法を提唱し,且つ甚だ良好なる成績を挙げておられる.然し胸椎及び腰椎上部のカリエスに対しては,前方より病巣に到達することは困難である.吾々は胸椎カリエスに対しては肋骨横突起切除術,腰椎上部のカリエスに対しては横突起切除術を行つて,後方よりする所の病巣廓清術を行つて来たのでその成績を報告する.
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