Japanese
English
症例
珍らしい経過を辿つた腸重積症の1例
A case of the ileocecal intussusception caused by the enterostomy after gally peritonitis
松崎 繁男
1,2
,
門野 登
1,2
Shigeo MATSUZAKI
1,2
,
Noboru KADONO
1,2
1北海道三井砂川鉱業所病院外科
2北海道大学三上外科
pp.213-214
発行日 1954年4月20日
Published Date 1954/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201411
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- Abstract 文献概要
廻盲部腸重積症に関する報告は極めて多いが,嵌入腸管が壊死離断して,肛門から排泄された例は比較的稀である.最近胆嚢穿孔による胆汁性腹膜炎で腸管麻痺の為救急的腸瘻造設術を行つたが,術後2週間目に認むべき所見無しに廻盲部腸重積症を併発し,嵌入腸管が壊死離断して肛門から排泄されたので,始めて腸重積症なることが判つた1例に遭遇したので,茲に報告し,併せて本症に関して考察を加え,諸賢の御教示御批判を仰がんとするものである.
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