Japanese
English
綜説
陽性石鹸について
Cationic Soap
石田 正統
1
,
鹿田 和夫
1
,
常松 之典
2
Masanori ISHIDA
1
,
Kazuo SHIKADA
1
,
Yukinori TSUNEMATSU
2
1東京大学医学部木本外科
2傳染病研究所
pp.117-123
発行日 1954年3月20日
Published Date 1954/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201384
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近時各方面で陽性石鹸が注目され,手術手洗いに用いれば從来のFürbringer氏法に勝るものであるといわれ1)2),其の製品も十数種に及び研究改良が加えられて各社其の特長を誇示するに至つて居る.
著者等は追試の目的を以て市販の数種を選び,殺菌力の検査と共に其の手洗法を細菌学的に從来の方法と比較し,又如何なる使用法が最も合理的であるかを檢討した.其の結果これらの使用は明かに手洗時間を短縮するばかりでなく,いくつかの点に於て從来の方法に勝ることを知つたので多少の文献考察を加えて茲に発表する次第である.
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