Japanese
English
綜説
骨盤骨折に就て
On the Pelvic Fracture
有原 康次
1,2
,
笠井 実人
3
Arihara Yasuji
1,2
,
Kasai Jitsuto
3
1京大整形外科
2國立京都病院整形外科
3松江赤十字病院整形外科
2Orthopedic Dep. of Kyoto National Hospital
3Orthopedic Dep. of Matsue Red Cross Hospital
pp.650-654
発行日 1953年11月20日
Published Date 1953/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201328
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吾々は昭和23年6月28日の北陸震災に際し,救護班として國立鯖江病院に赴き,28例の骨盤骨折を経驗した.之は震災による同病院收容患者122名の23.0%を占めていた.然しその際は長く経過を観察することが出来なかつたが,國立京都病院及び松江赤十字病院に於て,その後9例の骨盤骨折を経驗し,何れも全経過を診,且つ予後調査も行つたので,これらを併せて報告し,更に骨盤骨折の治療及び予後に就いていさゝか述べて見たいと思う.
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