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集談会
pp.204-206
発行日 1953年4月20日
Published Date 1953/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201228
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第515回東京外科集談会 28.2.21
1)猫ヒツカキ病の1例
國立東京第一病院 長野和夫
本症に関しては中部欧州には報告が多いが本邦には無い.29歳,女子,右拇指球を飼猫に噛まれ治癒したが2週後発赤,硬結起り6週後頭痛,発熱,所属淋巴腺の腫脹が起つた.摘出淋巴腺には小皮樣細胞の増殖あるも細菌の証明不能,局所も自然に治癒,本症は猫との関係を80%に証明されVirus性疾患と想像されている.
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