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集談会
pp.54
発行日 1953年1月20日
Published Date 1953/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201187
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第512回東京外科集談会 27.11.15
1)巨大脾腫を主訴とせるGrawitz氏腫瘍に就て
横浜医大外科 矢野林太郞・他
45歳女子,貧血,脾腫があつたので摘脾を施行.1.6kg鬱血所見があつた.術後8日目一過性血尿を認めた.後に尿量減少,呼吸困難を訴えて再入院して死亡.剖檢にて右腎にGrawitz氏腫瘍を認め腎靜脈より下空靜脈に亘つて起れる腫瘍性血栓による脾臓,肝臓の鬱血性惡化であることが判明した.
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