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集談会
pp.472-473
発行日 1952年9月20日
Published Date 1952/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201099
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第508回東京外科集談会 27.6.21
1)癌性狭穿上部に於ける横行結腸穿孔の1例
日本大学若林外科 佐古新一
52歳 男子 心窩痛嘔吐等の胃症状を訴えていたが,入院中誘因なく突如激痛,腹壁緊張を起せるため開腹せるとこら横行結腸癌による管状狭窄を呈し其の上部に於ける伸展の結果生ぜる糞性潰瘍の特発穿孔であつた.穿孔部を縫合し癌の部を固定前置したが4日後に死亡.穿孔部には癌湿潤はない.斯る特発穿孔は本邦に4例報告をみる.
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