Japanese
English
綜説
收縮性心膜炎の手術治療経驗
EXpeniens with Operative Treatment for the Relief of Constrictive Pericarditis.
三枝 正裕
1
,
角田 正彥
1
,
松井 澄
1
Masahiro SAIGUSA
1
,
Masahiko TSUNODA
1
,
Kiyoshi MATSUI
1
1東京大學醫學部木本外科教室
1From the Department of Surgery University of Tokyo Medical School
pp.72-74
発行日 1953年2月20日
Published Date 1953/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201191
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外科手術の対象となる後天性心疾患の一として收縮性心膜炎(Pericarditis constrictiva)がある.心膜炎の後遺症として心膜に瘢痕性の肥厚及び癒着を生じ心臟の拡張が妨げられる爲に種々の症状を呈して来るもので,結核性病変にもとずくものが多く,從つて若い人に多い.
主な所見は動脈血圧の低下,脈圧の減少,靜脈血圧の上昇,心搏動の減弱で,主要症状としては靜脈系のうつ滯現象があらわれ下肢浮腫肝腫大,腹水などを生じ,いわゆるPick氏心膜炎性僞肝硬変症を呈してくるものである.
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