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集談会
pp.736-737
発行日 1952年11月20日
Published Date 1952/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201153
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第510回東京外科集談会 27.9.20
1) S字結腸間膜裂孔内小腸嵌頓による腸閉の1例
東京警察病院 釜山栄良 他
73歳男子,常習性便秘があつたが右下に寢返つた際激しい腹痛,嘔吐等の腸閉塞症状が起れるため7時間後開腹.S字結腸間膜に生ぜる裂孔内に廻腸下部が嵌入して180°捻轉を呈していた.其の部を230糎切除.治癒.結腸間膜裂孔ヘルニアは若干の報告例もあるがS字結腸間膜のものは稀有.
追加 慈惠大高田外科 鈴木正彌
51歳,男子に於て同樣例を経驗し矢張り小腸切除を行つて治癒.
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