Japanese
English
症例
津田外科教室に於ける放線状菌症40例の統計的観察
Statistical Observation of 40 Cases of Aktinomycosis
奥島 團四郞
1
Danshiro OKUSHIMA
1
1岡山大學醫學部津田外科教室
1Surgical Dept. of Medical Faculity, Okayama University
pp.354-357
発行日 1952年7月20日
Published Date 1952/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201057
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放線状菌症は放線状菌により発症する疾患で,人類に於ては化膿域は組織の破壊を伴う慢性増殖性炎症の像を呈し,身体到る所に現われて,その膿乃至肉芽中に,特有な菌塊顆粒を有する慢性の特殊傳染病である.
本症の病原である放線状菌はV. Langenbeck(1845)が脊椎カリエスの膿瘍中に始めて発見し,Bollinger,及びJ. Israelは夫々牛,人類に於ける本症の詳細な報告を行った.然しBostroem, M. Wolff及びJ. Israelが本菌の純粋培養に成功して以来,漸くその体系が確立したのである.
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