Japanese
English
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腹壁の腫瘤を主訴とせるAtresia Hymenalis and Vaginae Incompleta
A Case of Atresia hymenalis and vaginae incompleta
近藤 達平
1
Tatsuhei KONDO
1
1共愛病院外科
1Surgery of Kyoai-Hospital
pp.85
発行日 1952年2月20日
Published Date 1952/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200974
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- Abstract 文献概要
婦人科的疾患の患者が外科に来た場合,医師も内診を遠慮し,患者も羞恥心から充分に症状を述べないか或いはかくす事がある爲に誤診する事があるとはよく聞く所であるが,本例もその1つと考えられるものであつて,右下腹部の腫瘤と疼痛とを主訴として外科外来を訪れ,手術により初めて性器の所見より診断をつけ得た1例である.
患者は17歳女子.家族歴として父は胃癌で死亡,其の他特記すべき疾患なし.以前著患にかかれる事なし.傳染病にかかつた事もない.
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