Japanese
English
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オスグツト・シユラツテル氏病に対する骨膜乱切法の経驗
Exrperiments of Periostial Scarification for Osgood-Schlatle's Disease
近藤 茂
1
,
大塚 哲也
1
Sigeru KONDO
1
,
Tetuya OTSUKA
1
1京都大學醫學部整形外科學教室
1Orthopedical Dept., Kyoto Univ. Medical School
pp.84-85
発行日 1952年2月20日
Published Date 1952/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200973
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1)緒言
Osgood-Schlatter氏病はさほど稀な疾患では無いが,元来放置しておいても,長時日の後には何等と云う事なしに苦痛は消退するため,其の治療法に就いては專ら超短波療法,マッサージ療法或は濕布等の保存的療法に保存するのが常であつた.
外科的療法としては,Soule,Bosworth氏等による自家骨釘移植法や神中氏のこれと脛骨結節基底切除との併用等の稍々大きな侵襲を加えるものから,後藤氏の自家血液注射療法等の簡單な操作によるもの等々種々である.
最近飯野氏はKirschner鋼線を経皮的に穿刺する脛骨結節経皮穿孔法を行い,良好な結果を得たと述べている.
我々は患者の苦痛を一刻も早く除去する目的で,本症に対し簡單な観血的処置を試み,優秀な結果を得たので次に述べてみよう.
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