Japanese
English
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腹部狭心症の1側
A Case of Angina Abdominalis
土方 賴巳
1
Yorimi HIJIKATA
1
1廣島醫科大學上村外科教室
1Surgery of Hiroshima Medical Univ.
pp.486-488
発行日 1951年10月20日
Published Date 1951/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200907
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緒言
動脈硬化に因つて来る疾患では脳溢血,狹心症が代表的のものであり,特に本邦人の其の罹患及び死亡率が欧米人の夫と比べて数倍も多いことは衆知の事実である.
動脈硬化を招来する部位により多種多様の症状を呈し,外科関係のものとしては下肢では間歇性跛行症として現われ,腹部に於ては発作性間歇的腹痛・鼓腸が来ることをSchnitzler(1901)・Ortuer(1902)が詳細に報告して以来漸次注目せられ,Bacelli,Breuer,Warburg,Buchard,Kaufmann氏等が相次いで報告した.
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