Japanese
English
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特発性腹腔内膀胱破裂
Spontaner Blasenruptur
廣瀨 延之
1
Nobuyuki HIROSE
1
1市立凾館病院外科
1Surgery of Hakodate Hospital
pp.377
発行日 1951年8月20日
Published Date 1951/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200873
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余は首題の1症例を経験したので之を報告する.
症例
〔患者〕潰,イ,49歳女
〔家族歴並に既往症〕特記事項なく特に花柳病を否定す.
〔現症〕昭和23年12月6日午後1時,列車に乘車中膀胱充満したが混雜のため排尿出来ず下車後排尿せんとして駅の石段を昇る際下腹部に激痛を突発し,某医の加療を受けたが鎭痛せず.尿意頻数あつて6回の導尿を受けたが,その都度少量宛排除するのみで次第に下腹部が膨満し来つた爲,同日午後11時即ち発病後10時間にして送院された.
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