最近の外国外科
外科的黄疸の診斷法に於ける肝臟穿刺檢鏡法,他
J. P. Webb
,
S. Werthammer
pp.45-46
発行日 1951年1月20日
Published Date 1951/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200759
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ウエブ及びウエルトハンマーの両氏は,この論文の材料が70回の生体肝臟切片檢鏡からなつていることを述べている.著者たちは先ず最初にこの檢鏡法を肝臟疾患,肝臟腫大,或は肝臟機能障碍を有する多くの患者の肝臟組織学的像の標準を得るため行つた.
その理由は,病理学者にこの樣な小さい円柱形の組織から,顯微鏡切片を作つて,それに正確な解釈を下させるのには,先ず生体肝臟の穿刺檢鏡法に特別の経驗を持たせることが必要と感じたからである.此の点は黄疸の場合に特にその樣に感ぜられた.しかし,最近はこの方法は肝臟病診断上に於て疑問のある患者にのみ行つている.
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