Japanese
English
特集 Cancer・2
女性性器癌に就て
THE OBSERVATION OF THE FEMALE GENITAL CARZINOMA
樋口 一成
1
Kazushige HIGUCHI
1
1東京慈惠醫科大學婦人科教室
1Toco-Gynecological Dept.of Tokyo Jikei-kai Medical College
pp.234-238
発行日 1950年5月20日
Published Date 1950/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200644
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女性性器に発生する癌腫のなかで,その頻度の最も高いのは,云う迄もなく子宮頸部癌で,大約女性性器癌の60%を占め,次で子宮体部内膜及び卵巣(共に16-20%)以下外陰部(約2%)腟壁,卵管,陰核の順になつている. 併し外陰部,腟壁及びそれ以下の癌腫は,これを総計しても5%内外であつて,通常一般臨床の対象となるのは,先づ頸管,内膜及び卵巣の癌腫であると云つても差支えない. 故に本稿に於ては,此等の2,3,に就て記述する事にした.
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