最近の米國外科
骨の内被細胞腫—ユーイング氏肉腫,他
Coley B. L.
,
Higinbotham N. L.
,
Bowden L.
pp.184-189
発行日 1949年4月20日
Published Date 1949/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200447
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コレイー民及びその協同研究者によれば,現在内被細胞腫或はEwing氏肉腫と呼ばれる特別の型の骨性惡性腫瘍が存在するとして,それを1つの獨立した疾患と考えることが正當であると云う根據として,次の様な理由を擧げて居る。即ちその發生に特有な年齡關係があること,臨床經過,治療に對する反應,豫後竝に本症と認むべき症例が相當數に累積されて來て居ること等である。以前に於ては病理學者たちは,この腫瘍に何等の疑問を抱かず直ちに異質的の圓形細胞肉腫に屬する腫瘍として分類して居つた。
著者たちはNew YorkのMemorial Hospitalの骨腫瘍科に於て1918より1947年末までの30年間に觀察されたユーイング氏肉腫の症例に就て調査して居る。そして著者たちは組織學的に證明された症例のみに就て考察して居る。その數は91例で,その中5年或はそれ以上の年數以後の結果が知れて居るものは73例であった。
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