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膝關節メニスクス切除後の遠隔成績—メニスクスの再生に就いて
小林 繁
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1新潟醫科大學整形外科教室專門部
pp.24-25
発行日 1949年1月20日
Published Date 1949/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200406
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膝關節メニスクス(以下メと略す)損傷,メ性彈撥膝等に對する手術的療法は損傷メの部分的或は全剔出にして,1867Broolhurstの本手術を最初とし今やメ損傷,メ彈撥膝に對する唯一の療法となれり。然れ共メの部分的切除或は全剔出後,膝關節が如何なる状態を呈するや或はメの再生如何に關しては種々議論のある處にして,1927 Pfabは羊に就きメの再生あるを確證し,以來G. Lukjanovu. S. Pokronski(1929),A. Gibson(1931),H. Dieterich(1931),Leni(1934),盂(1934),King(1936)等の動物に就きての追試あり又臨牀的にはHenschen(1929),H. Friedrich(1930),W. Möller(1930),A. Gibson(1931),Stieb(1939)等のメ再生の報告あり。然れ共Katzensteinはメ剔出後9九ケ月にして何等メの再生を認められざりし例を報告せり。又一方メ剔出後に變形性關節病の出現も一應は考慮せらるべきなり。余はメ損傷並にメ性彈撥膝に依りメ全剔出術を施行全治せる患者に再度スギウロンに依る膝關節造影を行ひ以てメ全剔出後の膝關節の状態並にメの再生如何を觀察し得たるを以て此處に報告せんとす。
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