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外科的結核症に對する虹波の作用
河村 謙二
1
,
小林 與次郞
1
,
和田 哲爾
1
,
織田 恭一
1
,
北川 司良
1
1京都府立醫科大學第二外科
pp.50-52
発行日 1947年9月20日
Published Date 1947/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200241
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外科的結核症に對する現今の療法は手術的療法を加へ得るものに對する積極的な處置の他は安靜,固定,免荷,榮養の向上等の消極的な治療方針に終止してゐると謂ふも過言ではない。吾々は之等の療法以外に今少し積極的な處置を加味した治療方針の確立を目論んでゐる。
例へば免疫の増強及びその段階,時期の變移を計り,又得た免疫的作用が病竈局所に働き難い状態にあるものであるから,その作用條件を改變し,或は又生體組織に生化學的にも藥物學的にも充分な治癒能力の増進を賦與し得る樣な方法を講ずる等である。
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