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虹波の耳鼻臨床的應用
菊地 三通男
pp.221-223
発行日 1949年5月20日
Published Date 1949/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200186
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緒言
虹波はシアニン系感光色素の一群に與へられた名稱であつて尾形輝太郞博士によつて創製せられたものであります.之が化膿性疾患熱傷・凍傷・末梢神經麻痺・癌・百日咳・癩・小兒麻痺等に對する効果に關しては既に熊本醫科大學又は慶應大學教授等によつて既に發表せられた所であります.私は虹波が神經癩の運動障碍に對する効果に驚歎し 若し知覺神経を刺戟し聽力障碍の回復に役立つならばと考へ,種々の難聽に使用したのでありますが,相當効果を収めましたので續いて耳鼻科疾患に用いた結果を御報告致したいと存じます.
Author obtained a remarkably good result from local application of Koha to otitis and other types of hearing disorders.
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