増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
3.小腸・大腸
小腸切除術
山本 隆行
1
Takayuki YAMAMOTO
1
1四日市羽津医療センターIBDセンター
pp.124-126
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200009
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最近の知見と重要ポイント
□小腸切除に関するERASの報告はみられない.しかし,大腸切除時のERASのエビデンスを取り入れて,小腸切除の周術期管理を行うことが可能である.
□腹腔鏡下手術は,患者の術後早期回復を可能にする.ERASプロトコールに腹腔鏡下手術を導入することで,より早期の術後回復が期待できる.
□術後早期からの経口摂取の開始により,合併症のリスクを高めることなく,在院期間を短縮させることができる.
□術前に感染性合併症を有している症例や緊急症例では,待機手術例とは異なった周術期管理が必要になる.
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