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特集 術後障害のリアル—外来フォローの実力が臓器損失を補う
評価・対応の実際
小腸—吸収不良症候群,短腸症候群
Small intestine: malabsorption syndrome, short bowel syndrome
山本 隆行
1
,
下山 貴寛
1
,
名和 俊平
1
Takayuki YAMAMOTO
1
1四日市羽津医療センターIBDセンター
pp.305-309
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211108
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【ポイント】
◆小腸切除後には,消化吸収不良による機能障害が起こる.各種栄養素の欠乏により,下痢,体重減少,貧血,倦怠感などのさまざまな症状(吸収不良症候群)が出現する.
◆切除された小腸の部位や範囲によって,発生する術後障害も異なる.各栄養素の吸収部位や欠乏症状を正しく理解する必要がある.
◆短腸症候群は患者のQOLを著しく損なうため,医師,看護師,薬剤師,栄養士,臨床心理士,医療ソーシャルワーカーからなる栄養サポートチームによる管理が望まれる.
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