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特集 肝胆膵癌の血管浸潤をどう治療するか
膵体部癌の門脈・動脈浸潤
Surgical management for cancer of the pancreatic body invading the portal vein and/or celiac artery
菱沼 正一
1
,
笹倉 勇一
1
,
白川 博文
1
,
富川 盛啓
1
,
尾澤 巌
1
,
尾形 佳郎
1
Shouichi HISHINUMA
1
1栃木県立がんセンター外科
pp.964-970
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105147
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【ポイント】
◆膵体尾部切除術の最終段階で,腫瘍が浸潤した門脈とのみつながった状態にするのが,門脈合併切除を安全に行うコツである.
◆門脈再建の原則は端々吻合であるが,切除する門脈長が長く吻合部に緊張が予想される場合は,左腎静脈グラフト間置を行う.
◆腹腔動脈合併切除は,膵尾・脾を後腹膜から脱転後,左からのアプローチを原則としている.
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