Japanese
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特集 術後合併症への対処法 Surgical vs Non-Surgical―いつどのように判断するか?
消化管領域
下部消化管縫合不全への対処法
Management of anastomotic leak after colorectal surgery
金子 建介
1
,
清松 知充
1
,
石原 聡一郎
1
,
須並 英二
1
,
渡邉 聡明
1
Kensuke KANEKO
1
1東京大学腫瘍外科
pp.784-789
発行日 2014年7月20日
Published Date 2014/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105106
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【ポイント】
◆下部消化管縫合不全に対しては予防的な処置を講ずることが重要であるが,起こった場合の対処法には保存的療法と外科的療法がある.
◆診断には臨床・検査所見に加えて,ドレーンの性状の変化の確認や注腸造影などによる画像診断が有用である.
◆ドレーンによる縫合不全部からの消化管内容のドレナージが十分に効いていれば,栄養療法を含む保存的療法の適応となるが,急性に汎発性腹膜炎の状況を呈する場合や長期の保存療法に抵抗性の場合には手術療法が適応となる.
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