特集 消化器外科での救急医療―救急外来から手術室そして病棟まで
扉
pp.521
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105039
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救急医療の診療体制は,多くの課題は存在するものの次第に充実し,臨床研修制度における必須化も相まって教育システムも構築されつつある.しかしながらその一方で,救急医療の診断・治療ならびにその教育における外科医の関与の機会は増すことはあっても減る現状にはなく,消化器外科医にとって通常の予定入院,予定手術の診療はもとより「救急医療としての消化器外科」の重要性はさらに高くなっているといっても過言ではない.
そのような観点から本特集を企画した.救急医療においては“elective surgery”と比しても,病変の程度,範囲および重症度も含めかなり多様な病態を呈することから,各臓器における基本的な知識を整理しておくことは極めて重要である.本特集が多くの外科医,特に若き消化器外科医の診療と教育に寄与することを願ってやまない.
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