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特集 サルベージとコンバージョン―集学的治療で外科手術に求められるもの
総論
腫瘍内科医からみた「コンバージョン」手術とは?―意義と役割
Efficacy and problems for conversion surgery:from the perspective of medical oncologist.
本間 義崇
1
,
山田 康秀
1
Yoshitaka HONMA
1
1国立がん研究センター中央病院消化管内科
pp.403-407
発行日 2014年4月20日
Published Date 2014/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105010
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【ポイント】
◆Conversion surgeryは,根治不能な病態に根治可能性を見出す大変魅力的な治療方法である.しかし,その適応については対象症例が「根治不能に近い病態」であることを念頭において慎重に判断する必要がある.
◆確たるエビデンスのない領域で患者の治療方針を決定する際には,様々な領域の専門家の意見を取り入れたディスカッションの場が必須である.
◆臨床医はsurvival dataだけを鵜呑みにするのではなく,患者個々のQOLや切除後の再再発時の治療を想定して,conversion therapyの内容や手術適応について判断しなくてはならない.
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