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特集 漢方を上手に使う―エビデンスに基づいた外科診療
癌化学療法の副作用と漢方
骨髄抑制―十全大補湯―化学療法症例における顆粒球減少症に対して
The clinical role of Juzentaihoto in patients with agranulocytosis in chemotherapy
大河内 千代
1
,
福島 俊彦
1,2
,
中野 恵一
1,2
,
古川 義英
3
,
阿美 弘文
4
,
鈴木 眞一
2
Shinichi SUZUKI
2
1福島県立医科大学器官制御外科学講座
2福島県立医科大学甲状腺内分泌学講座
3太田熱海病院外科
4大原綜合病院外科
pp.1336-1339
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104839
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【ポイント】
◆癌化学療法による顆粒球減少症に対し,G-CSFはガイドラインに従い,かつ保険制度内での使用が求められる.
◆十全大補湯は骨髄抑制を軽減させる効果を有し,さらに免疫賦活作用や抗腫瘍効果などの効能が報告されている.
◆G-CSFの適応外である骨髄抑制への予防的投与,補剤としての各種薬理作用を,補完療法として十分に活用すべきである.
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