特集 術前画像診断のポイントと術中解剖認識
Ⅰ.食道
胸部食道癌
宮崎 達也
1
,
宗田 真
1
,
酒井 真
1
,
本城 裕章
1
,
原 圭吾
1
,
小澤 大悟
1
,
横堀 武彦
1
,
桑野 博行
1
Tatsuya MIYAZAKI
1
1群馬大学大学院病態総合外科学
pp.18-23
発行日 2013年10月22日
Published Date 2013/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104781
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術前に必要な基本の画像
胸部食道癌の術前画像として必須の検査は,上部消化管内視鏡検査,頸部から腹部まで撮影した造影CTである.より詳細な情報を得るためには頸部,腹部の超音波検査,超音波内視鏡検査,体幹を撮影したFDG-PET検査,MRI,骨シンチグラフィが有用である(表1).気道系への浸潤が疑われる症例に対しては気管支鏡を行う必要もある.また,重複癌や再建臓器については頭頸部領域の喉頭ファイバースコープによる精査や,経鼻スコープを用いたバルサルバ法での下咽頭の観察,大腸内視鏡検査が必要である.
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